トップ > ドライブ > こだわりのご当地鍋を求めて。 広島・水軍鍋篇
日産自動車の横内です。
最近、取材に出かけて実感するのが、陽の沈む時間が遅くなったということ。
もうすぐ春分の日ですね。
さて、横内がティーダとともに紹介しているこだわりのご当地鍋。
第7回目は広島県尾道市(おのみちし)にある島、因島(いんのしま)の水軍鍋(すいぐんなべ)です。
四国側からスタートし、愛媛県今治(いまばり)から因島までの約50kmをドライブ。
本州方面へ海峡を横断します!
瀬戸内海のほぼ中央に位置する因島は、「瀬戸内しまなみ海道」の愛称をもつ西瀬戸自動車道を利用して、クルマで行くことができます。瀬戸内しまなみ海道は、本州と四国の間にある瀬戸内海に浮かぶ大小6つの島を、9つの橋で結ぶ、まさに海の道。
潮の香りを感じながら爽快なドライブは続きます!
数ある橋の中でも特に印象的だったのがこちら。世界最長の斜張橋(しゃちょうきょう)として知られる多々羅大橋(たたらおおはし)。
![]()
塔頂の高さが海面から226mあるという多々羅大橋(橋長1480m)
ティーダを走らせるたびに、巨大な橋が目前に迫ってきて、壮観なスケール!
因島南ICから因島に入って、まずは、海岸線をぐるり。
因島の海岸線には、ゆっくりと行き交う船や点在する島々など、島独特の穏やかな情景が広がります。
高台からの瀬戸内の眺望が見たくて、立ち寄ったのがこちら。
島西部にある展望スポット、白滝山です。
先ほど海岸線を走っていた時に見た海上の船がここからだと小さく見えます。山頂には展望台があり、駐車場から歩いて行けるようです。あまりゆっくりできない我々は、展望台まで行かずに先を急ぎます!
そして、次に向かったのは、島の中央部にある因島水軍城。
今から600年以上前のこと。因島を拠点に室町から戦国時代にかけて、瀬戸内海で活動していたといわれる村上水軍。因島のほか能島(のしま)・来島(くるしま)の三家からなり、内海の要衝である瀬戸内海域を支配し、軍事や政治、海運の動向をも左右したといわれています。
その村上水軍の本拠地だったのが、因島水軍城というわけです。日本唯一の水軍城なのだそう。現在のお城は再建されたもので、蝋人形で当時の様子を再現し、武具や古文書などを展示しています。
合戦に備え、ここ因島水軍城で一体どんな作戦を練っていたのでしょう?
大将:水軍鍋は、まだか?
家来:そろそろ、鍋の準備をいたします。
そんな会話があったのか、なかったのか・・・定かではありませんが。
水軍鍋は、その昔、因島水軍が出陣前に士気を上げるため、食べたといわれています。この鍋、必勝祈願で必ず入る具材があるのですが、なんだかわかります?
正解は「八方の敵を食らう」という意味のタコです。
村上水軍も8本足のタコは必ず入れたと伝えられています。それでは、水軍鍋をいただきましょう!
![]()
写真中央は白身のアコウ(ハタの一種)、地元でハゲと呼ばれているカワハギ
具材にはタコのほかに、アコウ、カワハギ、車エビ、カニ、カキ、シイタケ、エノキ、シュンギク、長ネギ、ハクサイ、ゴボウ、豆腐、シラタキ、牛肉が入ります。
スープは和風ダシの味噌仕立て。
まずは白身、カキなどの魚介類、野菜から煮ていきます。グツグツと煮え始めたら、タコとエビ、牛肉を入れます。
スープを口に入れると、エビやカニ、カキ、さらには牛肉の旨味が出て、コクのある濃厚な甘みが広がります。
具材の主役のタコは、瀬戸内の急流に揉まれ、身が引き締まっていて、しっかりした歯応え。タンパク質やビタミン、コレステロールを下げるタウリンも豊富。
そして、主に西日本の地域で獲れるといわれるアコウは、中骨までしゃぶりつくようにいただきます。白身は刺身でも十分な新鮮さで、ゼラチン質のプリプリとした食感。カワハギはやわらかくて淡白な味わいが楽しめます。
水軍鍋は栄養たっぷりで、縁起の良い鍋です。
タコは必ず入れて、そのほかの魚介類は旬のものをチョイスして楽しむことができます。ここぞ、という勝負前に味わってはいかがでしょう!
TIIDA BLOG「鍋エリアマップ」の鍋が増加中。次回は、九州エリアにあるこだわりのご当地鍋です。どうぞお楽しみに!
-------------------------
■「水軍鍋」材料
・ タコ
・ アコウ
・ カワハギ
・ クルマエビ
・ カニ
・ カキ
・ シイタケ
・ エノキ
・ シュンギク
・ 長ネギ
・ ハクサイ
・ 豆腐
・ シラタキ
・ 牛肉
メインのタコのほか、具材はお好みの魚介類を入れて豪快にどうぞ!
-------------------------

