以前ブログで紹介しましたが、日本の『お月見』は、
『十五夜』と『十三夜』を『二夜の月（ふたよのつき）』と、呼び、
『中秋の名月（十五夜）』は、中国伝来の風習であるのに対し、
『十三夜（じゅうさんや）』は、日本で始まった風習です。
『十五夜』では、月の神様に豊作を願います。
『十三夜』は、稲作の収穫を終える地域が多いことから、
秋の収穫に感謝しながら、美しい月を愛でるのです。
十五夜も十三夜も、お月見を楽しむことを大切にしており、
どちらか片方しか見ないことを、『片見月（かたみつき）』と呼び、
縁起が悪いこととされ、災いが来るといって忌まれていました。
また、東日本を中心に旧暦の10月10日に『十日夜（とおかんや）』と、
いわれる行事があります。お月見よりも収穫祭の意味合いが強いです。
この3つのお月見が全て晴天に恵まれると、縁起が良いと言われています。
今年の『十三夜』は、10月27日（金）です。『十日夜』は、11月22日（水）です。
残念ながら、今年の十五夜は、雲が多く、隙間からちょこっとしか見えませんでしたが、
十三夜と十日夜は天気に恵まれると良いですね。
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