このたび、日産自動車、車両製造の完成検査工程における一連の法令上の不備につきまして、
お客さまには、多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますこと、誠に申し訳ございません。
日産自動車及び日産車体の国内事業所における車両製造の完成検査工程において、
任命されていない検査員が合否判定を行ったものがあったため、安全環境性能法規（保安基準）に
関する検査が適切に行われていなかったことが判明しリコールを実施させて頂くことになりました。
しかしながら、再発防止策を講じたにもかかわらず、その後も完成検査員に任命されていない
検査員によって完成検査の一部が行われていることが確認されました。
今回の事態を受け、万全の対策が行われるまでの間、国内向けの車両の生産、出荷、登録を
停止させて頂くことになりました。
詳細につきましては、改めてお知らせ致しますので、今しばらくご猶予賜りますようお願い申し上げます。
重ねまして多大なるご迷惑をお掛けしておりますこと、深くお詫び申し上げます。
神奈川日産自動車株式会社
＜事実経緯＞
・9/29（金）に日産自動車より、完成検査工程において、任命されていない検査員が合否判定を行ったものがあり、
国内法令に関する検査が適切に行われていなかったことが判明したと報告を受けました。まだ初回車検を
受けていない車両につきましては、国土交通省に届出し、再点検の為のリコールを実施させて頂くことと致しました。
・その後、10/19（木）に日産自動車より、調査の結果、新たに日産自動車の3工場(追浜、栃木、日産自動車九州) の
完成検査工程において、不備が発覚したとの報告がありました。国交省への届け出を行わずに、一部完成検査を
完成検査工程以外の工程で実施していたというもので、加えて完成検査員に任命されていない作業員が
従事していたことが判明したとのことです。
・現在、問題再発を受け、全ての工場（6工場）の国内向けの車両生産、出荷が停止され、登録も停止しております。
・最初の問題の発覚後、対策を実施してきたにも関わらず、再びお客さまの信頼を裏切るような結果となり、
大変申し訳ございません。
日産自動車は原因の特定を進め、後日実施予定の報告の場で今後の対策を含めて公表する予定とのことです。
お客さまにはご心配とご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんが、改めて調査結果の報告があるまで
ご猶予頂けますようお願い申し上げます。
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