中部国際空港セントレアに隣接してある フライトパーク 『フライト・オブ・ドリームズ』と呼ばれる
商業施設のお話です。
フライトパークの館内メインは、施設屋内に大きな飛行機のボーイング787(通称ドリームライナー)を
展示してあります。
飲食スペースも併設してありますので展示機を眺めながらゆっくりと飲食もできます。
この展示機は2015年に飛行試験機としての役目を果たし引退し
アメリカ シアトルのボーイングフィールドから
中部国際空港セントレアへ最終フライトした実機ボーイング787初号機です。
飛行試験機とはボーイング787の性能や安全性をテストする様々な試験を実施する役割をした飛行機です。
この飛行機はボーイング787の中で、一番最初に製造された(ZA001)とても価値のある機が展示されています。
その飛行機を間近で見た感動とその迫力を体感できます。
この価値のある初号機がなぜ中部国際空港セントレアのフライトパークに
展示してある理由ですが、
ボーイング787 の35%は日本の中部地域で製造されていて準国産機とも呼ばれ
ゆかりのあるセントレアに展示してあるそうです。
中部地域で製造されたボーイング787の主翼や胴体の一部は
中部国際空港セントレアから最終組立工場があるアメリカに運ばれ組み立てされます。
この主翼や胴体の一部は巨大な部品の為、787の部品を運ぶためだけの専用機があります。
それはボーイング747LCF(通称ドリームリフター)
機体のシルエットは異形でツチノコとの愛称があったりします。(世界に4機しかありません)
このボーイング747LCFも世界でも限られた場所でしか見ることができず、
日本ではセントレアに運良く飛来した時のみ見ることができます。
その際にはスカイデッキから機体後部が大きく横に開き、
ボーイング787の主翼や胴体の一部を格納しているユニークな姿を見ることができます。
とても楽しい空港施設ですのでお近くに行った際は是非寄ってみてください。
