



ちょっと前に話題になった本ですが、三宅香帆さんの「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」を読みました。
この誰もがグッと心をつかまれそうなタイトル、すごいですよね。
でもこの本、仕掛けがあって、読んでみると実は「思ってたのと違う!」となるんですよ(笑)
明治時代から遡って日本の読書史みたいな話が始まってしまい、軽い文章を期待していた私は読む手が止まってしまいました(笑)
でもここでくじけてしまったら、元も子もない!と思い、最後まで読みました。
読み進めてる途中で面白くなったので、後半はスムーズに読めました

そして読んでいる途中で気づきました。

なぜ私が本を読めなかったのか!
家に積読本ばかりが増えてしまうのか!
謎が解けたんです、、、、、



著者が書いてある理由は「働いているから本が読めない」ですが、私の理由は「プライベートが忙しいから本が読めない」でした(笑)


そのことに気付いてから、生活を見直しました。

そして、今は本が読める体になりました(笑)

著者はすぐに答えにたどりつけない答え以外の情報をノイズと呼んでいますが、現代人はそのノイズに耐えられないと書いています。

でも私はそのノイズのほうが好きだなと気付いたんです。

本を読んでそこから感じ取るものって人それぞれだと思うんですが、その気付きを与えてくれるのが読書のいいところなんですよね。


全身全霊ではなく、半身半霊で生きようというのが著者のメッセージです。
とてもいい言葉だなあと思いました。
なんだかフワッと心が軽くなりませんか?


もっとエンタメに触れたい!ゆっくりと時間をかけて作品に触れたい!感じとりたい!
という方にぜひオススメの本です
