お彼岸も過ぎ、朝晩は過ごしやすくなりましたね。
吹く風も心地よく、『秋の訪れ
』を感じますが、日中は太陽の勢力は衰え知らずで、
照りつける日差しに『夏の余韻
』を感じます。さて、今週の金曜日、9月29日は『中秋の名月』です。
元は中国の風習で、日本へは平安時代に伝わったとされています。
実は、『中秋の名月』が必ずしも『満月』とは限らないのです。
偶然にも、2021年から今年の『中秋の名月』は、満月ですが、
次に『中秋の名月』が満月になるのは７年後だとか。
春夏と湿度の多い夜空の月は、霞んで見えたり、
高い位置に昇るので小さく見えたりしますが、
秋は空気が乾燥し、澄み切った夜空に、
月が昇る高さも下がってくるので、美しく見えるそうです。
お月見のお供え物と言えば、『月見団子』ですが、
関東では、月に見立てた丸いお団子をお供えしますが、
関西では、先を少しとがらせて里芋の様な形のお団子が一般的です。
また、秋の果物の代表格でもある『ブドウ』を供える所もある様です。
あまりイメージがありませんが、ブドウ等のツル植物は、
月と人との結びつきを強める縁起の良い食べ物だと考えられているからです。
また、『ススキ』もお供え物の定番です。
日本全国に分布しており身近な植物でもあります。
『ススキ』は邪気を払う力があるとされ、災いなどから収穫物を守り、
次の年の豊作を願うという意味も込められているようです。
古来日本では、背の高い稲穂は神様が降り立つ『依り代(よりしろ)』と信じ、
神様へのお供え物として米や稲穂を用いました。
しかし『中秋の名月』の時期は、穂が実る前の為、
形が似ている『ススキ』を稲穂の代わりに供えたのが起源とされています。
残念ながら、週間天気では『曇り』予報の２９日。
雲の隙間からでも『中秋の名月』が見れると良いですね
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