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10/02/11 16:50

2度あることは3度ある?アオリイカ釣りに行ってきました!

今回で3回目となりました! またまた釣り日記です(笑) 高松店、店長の松浦です。前回の日記で書いた通り、 またまた徳島県・美波町 第八源洋丸さんのところへ、三度目の正直とばかりに アオリイカ釣りに行ってきました。 メンバーは【私・私の親父・弟2人・お客様3人】です。 今回はお客様のエクストレイルを私が運転して行っていたのですが、 2,500ccのエンジンと、CVTの相性も非常に良く、オールモード4×4iのお陰で 山道でもグイグイ曲がってくれて、運転していて非常に気持ちが良かったです! しかし、日和佐に入ったところで外気温表示を見ると、 なんと マ イ ナ ス 2 度!! それでいて路面が凍っていないということは、今日も風が強く、 極寒の釣りになるんだということを覚悟しました・・・! そんなこんなで港に到着し、荷物を下ろして着替えようと思ったそのとき、 思わぬトラブルが発生しました。なんとお客様が防寒着をご自宅に忘れてきてしまったよなのです。防寒着無しでは、到底マイナス2度には耐えることは出来ません。どうしよう・・・(汗) と、私たちが騒いでいると、船頭さんが自分のジャンバーを脱ぎ、 「これ、着とき。」 と、渡してくれたのはなんと、日産の整備士に支給されるジャンバーでした。 「船頭さん・・・もしかして、昔日産の整備士をしてたんですか?」と聞くと、 どうも親戚の方が昔、日産の整備士をしていて、今はト○タの整備士をしているので、 必要なくなったものを貰ったそうです(苦笑) そしてそう言い残すと、軽トラに乗って去っていきました。 私  「防寒着のズボン取りに帰ってくれたんちゃうん?」 お客様「そこまではしてくれんやろ〜。あったら嬉しいけどなぁ〜。」 私  「あの船長優しいから、絶対取りに帰ってくれたって。」 お客様「忘れもんでも取りに帰ったんちゃうん?」 ブロロン・・・ ・・・道具を船に積み込んでいると、天使が帰ってきました。 「これでもええけ?」 とその手には防寒着が! やっぱりこれからもこの船で釣りに行こうと思う我々でした。 さて、今年は、餌となるアジがどこも少ないみたいで、今回は隣の港の木岐港へ餌を 調達に行きました。今回もアジを250匹仕込んで、いざ出発です! 実は今回の釣り、頭から非常に縁起が良かったんです。 なぜかと言うと、第一ポイントに向かう途中に朝日を拝んだんですが、 この時に見た朝日が【だるま朝日】という珍しい朝日で、大気と海面の温度差が 大きくなることで見ることが出来るものだったんです。海面近くの大気がレンズのような 役割をはたして、海面に、まるでもうひとつ太陽が現れたようになり、まるで、 海面にだるまさんの頭が現れたように見えるんです。大変縁起がいいと言われており、 大漁祈願をしながらポイントへと向かいました。 実はこのとき写真を撮ろうと思ったのですが、船尾に全力疾走をしながらデジカメの 準備をしているうちに太陽が離れてしまい、残念ながら写真に残すことは 出来ませんでした(泣)地球の自転は早いなぁと思いました。 第一のポイントは日和佐港の目の前の水深20〜30mのポイントです。 このポイントは船頭さんが朝イチよく攻めるポイントで、かなりの確立でヒラメが釣れます。 一流し目は当たりがありませんでしたが、少しラインを変えた二流し目、 私の弟にヒラメがヒットしました!レギュラーサイズの55cm上々な滑り出し。 続けてお客様に念願のアオリイカがヒット! やっぱり『だるま朝日』は伊達じゃない!! ・・・しかし何とこのイカは、アジを抱いているだけで針掛りしておらず、 水面で網を出した瞬間に墨を大量に吐き出し、するりとお帰りになられました・・・。 このイカ釣りは活きアジの下に結んだ掛け針でイカをひっかけるため、 強めに合わせを入れておかないと、イカがアジを抱いているだけで釣り上げることは 出来ません。更に、アオリイカがアジを抱きに来たのを、瞬時に察知して合わせを 入れないと、イカに主導権を握られてアジを引っ張られてしまうと仕掛けが『く』の字形 になり、こうなるともう手遅れで餌のアジだけ取られてしまいます。常に竿先に神経を 集中しておかなければいけません。 そして三流し目、私は非常に寒くて手が凍えるので、ホッカイロ片手に竿を 持っていました。そんな時に限って竿先をコツコツつつく当たりが来ました。 ここで私は、ホッカイロを離してしまえばいいものの、ホッカイロを持ったままリールを 巻くので、うまく巻くことが出来ません。見かねた親父がホッカイロを取りに 来てくれました。しかしそこでかなり獲物が暴れます。この竿先を叩き込む引き方は、 間違いありません。ヒラメです。しかも良型の。 上がってきたのは予想通りヒラメ。サイズは66cmあり、これでかなり気が楽になりました。その後は次の流しでもヒラメがヒットし、ヒラメ3匹でポイント移動です。 しかしその次のポイントでも、なんと当たってくるのはヒラメばかり。 このポイントでもヒラメ3匹ゲットです。 私  「イカの当たりがこんなぁ〜。」 お客様「まぁ、ヒラメが6枚釣れとるけん、今からアオリがつれるやろ〜。」 お客様「・・・・・・・」 親父 「・・・・・・・」 弟  「・・・・・・・」 私  「・・・・・・・(汗)」 この沈黙は、約3時間続きました・・・。 ポイント移動を繰り返すも、全く当たりがありません。 イカは一体どこへ行ってしまったのか? アオリイカを釣りに来てヒラメの数のほうが多いなんて、今までで初めてです。 通常はアオリイカ50杯に対してヒラメが4・5匹なんですが・・・ と思っていると、ついに! 待望のイカの当たりが来て、ぱたぱたっと5杯釣れました。 それでもまだヒラメの方が多いです。ひょっとして今日は、 アオリよりヒラメの数の方が多いまま終わってしまうのではないかと 脳裏をよぎりました。まさか源洋丸の最低記録を更新してしまうんじゃぁ・・・ そして次のポイントでも追い討ちをかけるようにまたまたヒラメのヒット。 ヒラメ9対アオリ5。贅沢な悩みなんでしょうけど、ありえません。 アオリがこんなに釣れない、ヒラメがこんなに釣れてしまう。 どちらも新記録更新です。 もう日が傾き、納竿まであと1時間。 最後の最後で奇跡が待っていました・・・! 港寄りのポイントで、ラストスパートが入り、イカを6杯ゲットし、 何とか逆転することが出来ました。 今回は数が少ないのは覚悟していたのですが、ここまで渋いとは思っていませんでした。 2kgオーバーを目標にしていたのですが、目標届かず1.5kgまででした。 アオリイカに関しては今回も失敗に終わってしまいました・・・ <当日の釣果> アオリイカ・・・11杯 ヒラメ・・・9匹 マトウダイ・・・7枚 マハタ・・・2尾 オオモンハタ・・・1尾 今シーズンは、今回で最後と思っていたのですが、あまりにも悔しいため、 もしかしたらリベンジがありかもしれません。お楽しみに!
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