
今回は箱根の温泉宿の続きです。
最初は仙石原温泉の「仙郷楼」さん。
大正時代から続く老舗であり、大涌谷から温泉を引くプロジェクトの一員でした。
1万5千坪の敷地内は庭園となっていて四季折々の花が咲き競います。
本館の建屋はシャレー(山小屋)風のお洒落な造りです。

ロビーの床はピカピカに磨かれ、冬は暖炉に火が燈ります。

お湯は大涌谷から引かれてきた強酸性のにごり湯。泉質はカルシウム硫黄泉。身体にズシリと来る私の大好きな泉質です。

お部屋にもこのお湯がかけ流しで注がれ、いつでも楽しめるのは嬉しい限りです。

続いては塔ノ沢温泉の「福住楼」さん。
明治の創業。登録有形文化財であり、「日本の20世紀遺産20選」のひとつに選ばれています。
また、川端康成や吉川英治、大佛次郎らが執筆のために滞在した「文豪の宿」でもあります。

磨かれた廊下を一歩一歩進むだけで歴史を感じます。
この旅館の特徴は明治大正期の木造建築。基本的に建物を傷める水周りは離して造ります。
なので一室を除いてお風呂はもちろんトイレも付いていません。「無理」と思われた方もいらっしゃると思います。
でも、それを補って余りあるのがこのお風呂。

小丸風呂といいます。一回り大きい大丸風呂もあります。
この窓の映り込みを完全に狙ったデザイン。何度行っても入る前に見惚れてしまいます(笑)。
泉質はアルカリ性単純泉。包み込むようなお湯です。ちょっと熱めですが(笑)。
以上、箱根の素敵な温泉旅館をご紹介しました。興味の湧いた方がいらしたら、ぜひ行ってみてくださいね。
これからも箱根以外の温泉やドライブ旅行、大好きなお酒の話をしていきたいと思います。
では今回はこのへんで。