まもなく涸沼(ひぬま)に到着する。
茨城の道中平坦で走りやすく
とても快適だった。
ことさら
日産サクラの
電気自動車の力強さが目立つ。
なにしろ
このちっちゃな軽自動車に2,000ccの
エンジン並みのパワーを秘めているのだから。
AND
重心も低く、前後バランスもよい。
おまけに車体の剛性も高められている。
それもこれも吊り下げ式の走行バッテリーの巧妙ってやつ。
だからゴーカートみたいにキビキビで、
走ってて正直楽しい。。

また車窓から見る景色もいい。
牛久沼、霞ケ浦、
つくば平野に孤高にそびえたつ
筑波山。
なるほど『西の富士、東の筑波』と
謳われた名峰だ。
尖った2つの峰はそれぞれ
男と女を冠する峰は
大きな斑れい岩でできている。

面白いのは火山造山ではなく、
岩が隆起した山だということ。
地質学を少しでもかじっている人なら
斑れい岩が山の頂上にある!
...(以下省略)...
そんな5000万年もの悠久のときを経て
今の”筑波”がある。
それに比べれば6000年前に
形成された涸沼。まだまだヒヨッ子⁉︎
筑波周辺のジオパークか面白い。
そんなこんなで
軽快にハンドルを握る私は、
火成岩の覚え方である語呂合わせの
『新幹線は借り上げ』と何度も嘯いた。



