皆様こんにちは
このコーナーでは自動車の専門用語や良く耳にするけどどんな事なの？というものをピックアップしてなるべく理解しやすくご説明をしていく事を目的にしてます。ご自分でも調べられるような内容ばかりかもしれませんが少しでも「へぇー」と思っていただければ幸いです。


　今回はe-POWERについて語って参ります。
e-POWERは２０１６年のノートに初搭載されました。その人気は正にうなぎ上り、
２０１８年には国内販売台数一位を獲得！　５０年ぶりの国内第一位！！
前回は１９６８年のなつかしきブルーバード５１０でした。今では想像がつかないかもしれませんが当時はフェアレディーＺやブルーバードでラリーに出場して輝かしい成績を収めていました。レースなどに参戦しているわけでも無いノートが１位になれたのはひとえにe-POWER様様なわけです。
ノートに続いて、セレナ、キックス、エクストレイルと採用車種が増えているのは成功の証ではないでしょうか。

　中古車の商談をしていてもいまだにトヨタのプリウスとどう違うの？という質問をされます。プリウスをはじめ他社のハイブリッドはいわゆる切り替え式で、駆動力をガソリンエンジンとモーターと交互に行うパラレル方式が主流です。日産にもフーガやスカイライン、エクストレイルＴ３２モデルのハイブリッドはその方式です。
e-POWERの駆動力は上記の方式とはまったく違い、１００パーセント電気（モーター）です。ガソリンのエンジンを積んではいても走り心地はリーフを代表とする電気自動車とほぼ同じです。e-POWERに搭載されているエンジンの役割は発電機です。走行に必要な電力を確保するためにエンジンが稼働します。逆を言えば電力が確保できれば走行中でもエンジンが停止します。エンストではございません。必要な時に必要な分だけ、まさに省エネの発想！　燃費に換算すると非常に良い数字が打ち出されるという事です。細かいことを言えばブレーキやアクセルオフ時の惰性なども電力に変換してます。

　強いて苦手な分野を挙げるとしたら高速道路の連続走行時の燃費でしょうか。ただ、普段のお買い物や通勤等でお使いの方ほど燃費の向上はより実感していただけると思います。従来の同クラスガソリン車の高速燃費と比べても同等の数字が出るので、トータルの燃費は鼻差どころか２馬身・３馬身とリードしているものと感じます。
まだ未体験の方は是非お気軽にご試乗ください。


　ブルーバードと言えばU12のハードトップ（U12はセダンも存在しました）の後ろ姿が当時仮面ライダーチックでズキュンときた思い出がございます。

こちらのコーナー気に入っていただけたら是非〜その１ABS〜　〜その２VDC〜もバックナンバーでチェックして下さい。