9
2026/06/13 07:20
I LOVE NISSAN 江東 No50
こんにちは 江東店 店長の松原です。
私にはいつの頃からか具わった特殊能力があります
それは、
■査定しているクルマとお話が出来る事です
もちろん誰にも信じてもらえません。
でも本当に聞こえるのです。
先日も査定中に、こんな会話がありました。
■査定中のC27セレナさんとのお話
「松原さん?私は下取に出された後、どうなるのですか?」
査定中のセレナさんが不安そうに聞いてきました。
「綺麗にしてもらって、しっかり整備もされて中古車センターですね」
するとセレナさんは少し黙り込みます。
「不安です...」
そう言われて改めて車体を見てみました。
左側に擦った跡があります。
「このキズはどうしたの?」
私が聞くと、
「路地で擦りました」
「オーナーは悪くありません」
「私の不注意です」
と答えます。
■思い出のキズ
「そうだったんだ、でもこの程度のキズで済んで良かったですね」
私が言うと、セレナさんは寂しそうに、
「でも修理代が高かったのか、そのまま乗る事になって・・・」
私は少し考えて答えます、
「いや、オーナーは その時の思い出を大切にしたかったのかもしれないよ」
するとセレナさんは驚いたようでした。
「そうでしょうか?」
「そうだと思うよ」
「だって、そのキズも含めて一緒に過ごしてきた時間だからね」
■次のオーナーへ
しばらくしてセレナさんが聞いてきました。
「中古車センターに並んだ後は、私はどうすれば良いのですか?」
私は答えました。
「もし、この人ならと思う人がいたら」
「はい」
「思い切って、声を掛けてごらん」
「自分からですか?」
「そう、きっと新しいオーナーになってくれるから」
するとクルマは安心したようでした。
■4万キロの経験と記憶
私は続けます。
「でも、次は同じ道で擦っちゃいけないよ」
「えっ?」
「だって 今のあなたは4万キロ走ったベテランだからね」
「・・・」
「知っている道ほど安全運転でお願いね」
「なるほど」
「それと」
「はい」
「次のオーナーが元気のない時は、優しく音楽を流して下さい」
「新しいオーナーと思い出を作るという事ですか?」
私は微笑み。
「そうですね」
そして最後にこう伝えました。
「クルマの記憶は上書きじゃないから」
「上書きではない?....」
「続きを刻むんだ、新しいオーナーと一緒にね」
■最後に
不思議な事ですが、
こうしてクルマとの会話が成立した時は、新車の商談も良い方向へ進みます。
もしかすると、お客さまが大切に乗ってこられたクルマへの想いを、
私自身が改めて感じるからなのかもしれません。
クルマは単なる移動手段ではありません。
大切な人との思い出だったり、
時には人生の節目を一緒に過ごしたりします。
だから私は今日も査定をしながら、クルマ達の声に耳を傾けています。
最後までお読み頂き有難うございました。
当店ブログ「I LOVE NISSAN 江東」のバックナンバーは、ブログ下の「月別アーカイブ」からご覧頂けます。
私にはいつの頃からか具わった特殊能力があります
それは、
■査定しているクルマとお話が出来る事です
もちろん誰にも信じてもらえません。
でも本当に聞こえるのです。
先日も査定中に、こんな会話がありました。
■査定中のC27セレナさんとのお話
「松原さん?私は下取に出された後、どうなるのですか?」
査定中のセレナさんが不安そうに聞いてきました。
「綺麗にしてもらって、しっかり整備もされて中古車センターですね」
するとセレナさんは少し黙り込みます。
「不安です...」
そう言われて改めて車体を見てみました。
左側に擦った跡があります。
「このキズはどうしたの?」
私が聞くと、
「路地で擦りました」
「オーナーは悪くありません」
「私の不注意です」
と答えます。
■思い出のキズ
「そうだったんだ、でもこの程度のキズで済んで良かったですね」
私が言うと、セレナさんは寂しそうに、
「でも修理代が高かったのか、そのまま乗る事になって・・・」
私は少し考えて答えます、
「いや、オーナーは その時の思い出を大切にしたかったのかもしれないよ」
するとセレナさんは驚いたようでした。
「そうでしょうか?」
「そうだと思うよ」
「だって、そのキズも含めて一緒に過ごしてきた時間だからね」
■次のオーナーへ
しばらくしてセレナさんが聞いてきました。
「中古車センターに並んだ後は、私はどうすれば良いのですか?」
私は答えました。
「もし、この人ならと思う人がいたら」
「はい」
「思い切って、声を掛けてごらん」
「自分からですか?」
「そう、きっと新しいオーナーになってくれるから」
するとクルマは安心したようでした。
■4万キロの経験と記憶
私は続けます。
「でも、次は同じ道で擦っちゃいけないよ」
「えっ?」
「だって 今のあなたは4万キロ走ったベテランだからね」
「・・・」
「知っている道ほど安全運転でお願いね」
「なるほど」
「それと」
「はい」
「次のオーナーが元気のない時は、優しく音楽を流して下さい」
「新しいオーナーと思い出を作るという事ですか?」
私は微笑み。
「そうですね」
そして最後にこう伝えました。
「クルマの記憶は上書きじゃないから」
「上書きではない?....」
「続きを刻むんだ、新しいオーナーと一緒にね」
■最後に
不思議な事ですが、
こうしてクルマとの会話が成立した時は、新車の商談も良い方向へ進みます。
もしかすると、お客さまが大切に乗ってこられたクルマへの想いを、
私自身が改めて感じるからなのかもしれません。
クルマは単なる移動手段ではありません。
大切な人との思い出だったり、
時には人生の節目を一緒に過ごしたりします。
だから私は今日も査定をしながら、クルマ達の声に耳を傾けています。
最後までお読み頂き有難うございました。
当店ブログ「I LOVE NISSAN 江東」のバックナンバーは、ブログ下の「月別アーカイブ」からご覧頂けます。
いいね
9



