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2026/08/27 07:20
I LOVE NISSAN 江東 No114
こんにちは 江東店 店長の松原です
今回のブログはE12型ノート、前期型のお話です。
■機械じかけの低燃費――
初期型E11型ノートは「低燃費系でビュンビュン系」
そんなキャッチコピーが、とてもよく似合うクルマでした。
そのE11型から時代が進み、クルマに求められるものも、少しずつ変わっていきました。
それは、「もっと燃費を良くしてほしい」という時代です。
各社が、ハイブリッドシステムを積極的に採用し始めました。
一方で、ガソリンエンジンそのものを進化させることで、燃費を向上させる技術も進んでいきます。
テレビCMでは、燃費の良さが大きくアピールされる。
カタログにも、燃費の数字が大きく掲載される。
そしてカー雑誌では、クルマの比較だけではなく、「燃費ランキング」が特集されるほどでした。
今では当たり前のように感じますが、当時はそれだけ「燃費」というものが、お客さまにとって大きな購入理由になっていたのです。
そんな時代に登場したのが、ノートE12型です。
そこで日産が提案したのが、「スーパーチャージャー」でした。
「スーパーチャージャー?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そうです。
航空機のエンジンなどにも使われてきた、あのスーパーチャージャーです。
そしてクルマ好きなら、映画「マッドマックス」に登場する、あの「キューン!」というイメージでしょうか。
ところが、このE12型ノートに搭載されたスーパーチャージャー。
これが、ちょっと面白いのです。
普通に考えれば、「スーパーチャージャー=パワーアップ」ですよね。
アクセルを踏めば、グッと力が出る。
エンジンに空気を押し込んで、より大きな出力を得る。
ところが日産がE12型ノートで目指したのは、「パワーを出すためだけのスーパーチャージャー」だけではありませんでした。
小さなエンジンでも、必要なときにしっかり力を出せるようにする。
その結果、普段は小さなエンジンで効率よく走り、必要なときにはスーパーチャージャーで力を補う。
つまり、「小さなエンジンで、しっかり走る」という考え方です。
これが、E12型ノートに搭載された、1.2L 3気筒エンジン+スーパーチャージャー。
当時の日産は、このエンジンを「DIG-S」と呼んでいました。
私はこのクルマを見たとき、「なるほど、そう来たか」と思いました。
大排気量エンジンを積んでパワーを出すのではない。
ハイブリッドにするのでもない。
小さなエンジンに、必要なときだけ力を与える。
これが、日産が考えた新しい低燃費のカタチでした。
まさに
「機械じかけの低燃費」です。
そして、このE12型ノート。
実際に乗ってみると、カタログの数字だけでは分からない面白さがありました。
エンジンが「トルルルル……」と軽く回る、3気筒エンジンらしい軽快さがあります。
特に面白かったのが、中間加速。
主に時速40kmあたりからアクセルを踏み足したときに「おっ、このクルマ速い」と感じます。
E11型の「ビュンビュン系」とは、また少し違う。
小さなエンジンなのに、ちゃんと力がある。
「これ、本当に1.2L?」
そんな感覚を持たれた方も、いらっしゃったのではないでしょうか。
そして、もう一つ面白かったのがシャーシです。
E12型では、ここも大きくアップデートされていました。
しかも車重が軽い。
この軽さが効いていて、街中を走っているだけでもクルマが軽快に動く。
コーナーに入っても、「クルマを操っている」という感覚があって、なかなか楽しいクルマでした。
燃費を良くするために作られたクルマなのに、ちゃんと「走る楽しさ」がある。
ここが、私がE12型ノートを面白いと思ったところです。
そして私は、このクルマを見ると、当時の自動車業界を思い出します。
燃費、燃費、また燃費。
どのメーカーも、少しでも良い数字を出そうと技術を競っていた時代です。
その中で日産は、「スーパーチャージャーで低燃費」という、ちょっと意外な答えを出してきました。
クルマというのは面白いものです。
「速くするための技術」だと思っていたものが、「燃費を良くするための技術」にもなる。
そして、その発想を小さなノートに詰め込んだ、E12型ノートは、そんな時代の日産らしい一台だったのではないでしょうか。
燃費競争の真っただ中で、ハイブリッドとは違う道を選んだ日産。
その答えが、小さな3気筒エンジンと、機械仕掛けのスーパーチャージャー。
私は、こういう日産の「他社と違った答え」が大好きです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
当店ブログ「I LOVE NISSAN 江東」のバックナンバーは、ブログ下の「月別アーカイブ」からご覧頂けます。
今回のブログはE12型ノート、前期型のお話です。
■機械じかけの低燃費――
初期型E11型ノートは「低燃費系でビュンビュン系」
そんなキャッチコピーが、とてもよく似合うクルマでした。
そのE11型から時代が進み、クルマに求められるものも、少しずつ変わっていきました。
それは、「もっと燃費を良くしてほしい」という時代です。
各社が、ハイブリッドシステムを積極的に採用し始めました。
一方で、ガソリンエンジンそのものを進化させることで、燃費を向上させる技術も進んでいきます。
テレビCMでは、燃費の良さが大きくアピールされる。
カタログにも、燃費の数字が大きく掲載される。
そしてカー雑誌では、クルマの比較だけではなく、「燃費ランキング」が特集されるほどでした。
今では当たり前のように感じますが、当時はそれだけ「燃費」というものが、お客さまにとって大きな購入理由になっていたのです。
そんな時代に登場したのが、ノートE12型です。
そこで日産が提案したのが、「スーパーチャージャー」でした。
「スーパーチャージャー?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そうです。
航空機のエンジンなどにも使われてきた、あのスーパーチャージャーです。
そしてクルマ好きなら、映画「マッドマックス」に登場する、あの「キューン!」というイメージでしょうか。
ところが、このE12型ノートに搭載されたスーパーチャージャー。
これが、ちょっと面白いのです。
普通に考えれば、「スーパーチャージャー=パワーアップ」ですよね。
アクセルを踏めば、グッと力が出る。
エンジンに空気を押し込んで、より大きな出力を得る。
ところが日産がE12型ノートで目指したのは、「パワーを出すためだけのスーパーチャージャー」だけではありませんでした。
小さなエンジンでも、必要なときにしっかり力を出せるようにする。
その結果、普段は小さなエンジンで効率よく走り、必要なときにはスーパーチャージャーで力を補う。
つまり、「小さなエンジンで、しっかり走る」という考え方です。
これが、E12型ノートに搭載された、1.2L 3気筒エンジン+スーパーチャージャー。
当時の日産は、このエンジンを「DIG-S」と呼んでいました。
私はこのクルマを見たとき、「なるほど、そう来たか」と思いました。
大排気量エンジンを積んでパワーを出すのではない。
ハイブリッドにするのでもない。
小さなエンジンに、必要なときだけ力を与える。
これが、日産が考えた新しい低燃費のカタチでした。
まさに
「機械じかけの低燃費」です。
そして、このE12型ノート。
実際に乗ってみると、カタログの数字だけでは分からない面白さがありました。
エンジンが「トルルルル……」と軽く回る、3気筒エンジンらしい軽快さがあります。
特に面白かったのが、中間加速。
主に時速40kmあたりからアクセルを踏み足したときに「おっ、このクルマ速い」と感じます。
E11型の「ビュンビュン系」とは、また少し違う。
小さなエンジンなのに、ちゃんと力がある。
「これ、本当に1.2L?」
そんな感覚を持たれた方も、いらっしゃったのではないでしょうか。
そして、もう一つ面白かったのがシャーシです。
E12型では、ここも大きくアップデートされていました。
しかも車重が軽い。
この軽さが効いていて、街中を走っているだけでもクルマが軽快に動く。
コーナーに入っても、「クルマを操っている」という感覚があって、なかなか楽しいクルマでした。
燃費を良くするために作られたクルマなのに、ちゃんと「走る楽しさ」がある。
ここが、私がE12型ノートを面白いと思ったところです。
そして私は、このクルマを見ると、当時の自動車業界を思い出します。
燃費、燃費、また燃費。
どのメーカーも、少しでも良い数字を出そうと技術を競っていた時代です。
その中で日産は、「スーパーチャージャーで低燃費」という、ちょっと意外な答えを出してきました。
クルマというのは面白いものです。
「速くするための技術」だと思っていたものが、「燃費を良くするための技術」にもなる。
そして、その発想を小さなノートに詰め込んだ、E12型ノートは、そんな時代の日産らしい一台だったのではないでしょうか。
燃費競争の真っただ中で、ハイブリッドとは違う道を選んだ日産。
その答えが、小さな3気筒エンジンと、機械仕掛けのスーパーチャージャー。
私は、こういう日産の「他社と違った答え」が大好きです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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