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2026/09/11 07:20

I LOVE NISSAN 江東 No128

こんにちは 江東店 店長の松原です

今回のブログは、1989年に発売された日産「PAO」のお話です。

もう、今さら説明するまでもないかもしれませんね。

K10型マーチをベースにした、日産のパイクカーです。

型式はPK10と言います。

「パイクカー」と言っても、単に外観を変えただけではありません。

Be-1と同じように、エクステリアだけではなく、インテリアまで特別に仕立てられていました。

エンジンは1.0リッターのOHC。

シンプルなエンジンにシングルキャブレター。

私の記憶では、O2センサーを備えた電子制御キャブレターだったと思います。

今のクルマから考えるとシンプルな構造ですよね。

どことなく、「ルノー4」を思わせるような雰囲気もあって、とにかく可愛いクルマでした。

そして、PAOで私が注目したいのが、「三角窓」です。

三角窓。
ご存じでしょうか?

フロントドアの前側についている、小さな三角形のガラス窓です。

この窓を走行中に反対側へ少し開ける。

すると、走行風がうまく車内へ入ってきます。

エアコンなど、まだ当たり前ではなかった時代の、「走ることによって風を取り込む」ための装備です。

三角窓と言えば、ハコスカあたりを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

そして私の知る限り、三角窓を装備したクルマとしては、PAOが最後発の新型車だったと思います。

PAOの走りはどうだったのか?

これは、あくまで私個人の感想ですが、シングルキャブレターのクルマって、乗っていて本当に気持ちがいいんです。

Be-1やPAOのような小排気量車なら、そもそも馬力がありません。

だから、「速く走らなきゃ」なんて思わない。

アクセルを踏んで、エンジンの音を聞いて、「そろそろシフトアップかな」なんて考えながら走る。

もちろん、そんなにスピードは出ません。

でも、マニュアル車なら、自分でシフトチェンジをして、エンジンの力を使い切りながら走る。

これが、楽しいんです。

速いから楽しい。

ではなく、遅いからこそ、楽しい。

そして、もう一つ。

冬に乗るとハンドルが冷たい。

シフトノブも冷たい。

キャンバストップからの隙間風が寒い。

今のクルマなら、「寒いなぁ」と思うところなのですが、PAOのようなクルマだと、それすらも、「いいなぁ」と思えてしまう。

不思議なクルマでした。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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