

こちらの家は、内坪井にある第5旧居です。以前は内部を公開されていましたが、地震の影響で、入れるのはお庭のみ。隣に洋館もあり、外から見てもなんだか雰囲気のある建物です。芥川賞作家、又吉さんが訪ねてこられたことで、注目を浴びました。

近所の方の「第三旧居は、中が見れるよ!」と聞いて、第三旧居に車で移動。こちらは、以前新屋敷にあった家を、ジェーンズ邸(現在は休館中)の隣に移築したものです。館長さんが迎えてくださり、中を案内してくださいました。
実は、震災の前までは、中を見ることができなかったそうですが、第5旧居の内覧ができなくなったので、第3旧居を開けられたのだそうです。

俳句ポストがありました。夏目漱石は、熊本に滞在中に多くの俳句を残しています。正岡子規にたくさん俳句を送って添削してもらいました。小説家というよりも教員であり、俳人としての側面が大きかったようですね。

漱石もこの円い窓から月を眺めて、句を詠んだのでしょうか。わたしも一ひねりしましたが、よい句は一つも浮かびませんでした(笑)。

こちらの漱石の写真は、熊本市にある富重写真館で撮影されたもの。よく見る漱石先生の写真よりもなんだかりりしい感じがしますね。
夏目漱石第三旧居
熊本市中央区水前寺公園22−16